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成川 隆文
核燃料, (54-2), P. 3, 2019/07
「ジルカロイ-4被覆管の冷却材喪失事故時急冷破断限界に関する不確かさ定量化及び低減手法の開発」が評価され、日本原子力学会の第7回核燃料部会賞(奨励賞)を受賞した。今回の受賞に関する所感を同部会報に寄稿する。
成川 隆文
核燃料, (53-2), P. 5, 2018/08
日本原子力学会2017年秋の大会における発表「非照射ジルカロイ-4被覆管のLOCA時破断限界の不確かさ評価」が評価され、同学会の平成29年度核燃料部会賞(学会講演賞)を受賞した。今回の受賞に関する所感を同部会報に寄稿する。
天谷 政樹; 宇田川 豊; 成川 隆文; 三原 武; 谷口 良徳
Proceedings of Annual Topical Meeting on LWR Fuels with Enhanced Safety and Performance (TopFuel 2016) (USB Flash Drive), p.53 - 62, 2016/09
軽水炉用改良型燃料について、現行の安全基準の妥当性及び安全余裕を評価するため、また今後の規制のためのデータベースを提供するため、原子力機構ではALPS-IIと呼ばれる原子力規制庁からの委託事業を開始した。この事業は、商用PWR及びBWRで照射された高燃焼度改良型燃料を対象として、主として反応度投入事故及び冷却材喪失事故を模擬した試験から構成されている。最近、高燃焼度改良型燃料のRIA時破損限界がNSRRにて調べられ、パルス照射試験後の燃料を対象とした照射後試験が行われている。LCOA模擬試験に関しては、インテグラル熱衝撃試験及び高温酸化試験が燃料試験施設で行われ、高燃焼度改良型燃料被覆管の破断限界、高温酸化速度等が調べられた。本論文では、この事業で取得された最近のRIA及びLOCA模擬試験結果について主に述べる。
成川 隆文; 山口 彰*; Jang, S.*; 天谷 政樹
no journal, ,
非照射ジルカロイ-4被覆管に対する冷却材喪失事故模擬急冷破断試験により得られた被覆管の破断及び非破断に関する2値データに対し一般化線形モデルを適用し、ベイズ推定により被覆管急冷破断確率を評価した。急冷破断確率5%の95%信頼水準に相当する等価被覆酸化量は20%であることを明らかにした。
天谷 政樹
no journal, ,
発電用原子炉施設の安全性を評価するための設計基準事故として、反応度事故(RIA)及び冷却材喪失事故(LOCA)がある。日本において、これらの事故における燃料の破損及び破断の発生を判断するための基準が改訂されてから長期間が経過し、この間に、種々の新材料を使用した改良型燃料の開発や事故時燃料挙動に係る新しいデータ及び技術的知見の蓄積が進んだことから、これらを反映すべく基準の見直しが考えられている。本発表では、RIA時のペレット被覆管相互作用(PCMI)破損及びLOCA時の燃料破断に係る現在の規制基準の概要について示すと共に、改訂後に蓄積されたデータ及び技術的知見を反映して見直した場合にどうなるか、について報告する。
成川 隆文; 山口 彰*; Jang, S.*; 天谷 政樹
no journal, ,
統計モデルにより評価した非照射の水素添加ジルカロイ-4被覆管の冷却材喪失事故(LOCA)時急冷破断限界と高燃焼度燃料被覆管のLOCA模擬急冷破断試験結果の文献値を比較した結果、燃焼度66-76GWd/tの燃料被覆管の急冷破断限界は、照射の影響で非照射材に比べ著しく低下することはないと考えられた。
成川 隆文; 上原 寛之; 天谷 政樹
no journal, ,
85GWd/tまで照射した高燃焼度改良型燃料被覆管に対し冷却材喪失事故模擬試験を実施し、冷却材喪失事故時及び冷却材喪失事故後の被覆管の破断限界を評価した。その結果、燃焼の進展及び被覆管材質の変更により破断限界は著しく低下することはないと考えられた。
成川 隆文
no journal, ,
ジルカロイ-4被覆管の冷却材喪失事故時急冷破断限界が有する不確かさの定量化及び低減手法開発に関するこれまでの研究成果概要を第7回(平成30年度)日本原子力学会核燃料部会賞(奨励賞)受賞講演として口頭発表する。
成川 隆文; 宇田川 豊
no journal, ,
燃料被覆管の冷却材喪失事故(LOCA)時急冷破断限界をその不確かさを含めて定量評価するため、われわれはLOCA模擬急冷破断試験結果に対するベイズ統計モデリングにより、急冷破断確率評価モデルを開発してきた。同モデル開発では、情報量規準WAIC及びWBICを用いたモデル選択を実施し、複数の候補モデルの中から予測性能及びデータへの適合の観点で最適なモデルを選択した。データから計算する統計量である情報量規準に基づくモデル選択は不確かさを伴うが、その不確かさは評価されていない。そこで、ブートストラップ法を用いた数値実験を実施し、情報量規準に基づくモデル選択の不確かさを評価した。1000通りのブートストラップ標本のそれぞれについて情報量規準を計算しモデル選択を実施した結果、われわれが開発した急冷破断確率評価モデルが最適モデルとなる割合が最も高く、不確かさを考慮してもなお、同モデルが最適モデルと考えられた。